〈韓国から〉

3・18イラク反戦4周年 民主労総ソウル本部の連帯メッセージ
              
         ※写真はソウル本部イジェヨン本部長

 米帝国主義のイラク侵攻と占領に反対するために集まられた日本の闘う同志たち、こんにちは!
 民主労総ソウル地域の組合員を代表して、熱い連帯の気持ちを込めてごごあいさつします。トゥジェン(闘争)!

 きょうは、2003年3月20日、「ショックと恐怖」という作戦名のもと、米軍がイラクを侵略してから4度目の国際的反戦運動の日です。
 昨年の今頃も、米国のニューヨークやサンフランシスコ、イギリスのロンドン、フランスのパリ、トルコのイスタンブール、オーストラリアのシドニー、ブラジルのサンパウロ、日本の東京、そして韓国のソウルなどで反戦デモが展開されました。地球村全体が、私たち闘う労働者・民衆によって反戦の巨大な波でひとつになったのです。そしてきょう、私たちはふたたびこの場に集まりました。帝国主義に苦しめられる全世界の民衆がいる限り、侵略戦争で両親を失い、傷ついた子供がいる限り、私たちの団結と闘いは止まりません。

 米帝国主義によるイラク戦開戦以来、60万名に及ぶ民間人が死に、海外に逃れた難民だけで160万人に達しています。2月8日現在、連合軍の死亡者数も3,336名にもなりました。アメリカの新たな侵略戦争が行われているアフガニスタンでも、アフガン人1万名あまりが死に、650万人が飢えに苦しんでいます。そして先日は韓国のノムヒョン資本家政権によってアフガニスタンに派兵されていたユンジャンホ氏の死が加わりました。
 これら全ての無念の死と苦痛の行列は、ブッシュに代表される米帝国主義勢力と、これにへつらうノムヒョンと安倍のような資本家政権どもによって中東地域の石油資源掌握と覇権確保のために行われたという事実は、この戦争がどれだけ醜悪かつ反民衆的で反階級的かを示しています。すでに2004年にイラク武装勢力にとらえられ斬首された米国人・ニック・バーグの父親、マイケル・バーグは、イラク侵略戦争を人種差別的かつ階級差別的な戦争と規定し、戦争で死んだ全ての罪なき犠牲者とその家族のために行進すると語っています。

 けれども韓国のノムヒョン政府は、アメリカの「戦略的柔軟性」という軍事世界化政策に歩を合わせ、大規模な戦時作戦増員訓練(RSOI)とハゲワシ訓練(対北先制攻撃演習訓練)を行っており、韓国の三里塚にあたる平沢(ピョンテク)に米軍基地を増設し、イラクとアフガニスタンに続いてレバノンにも派兵を準備しています。新自由主義世界化政策にともなう貧困と社会の両極化に苦しむ労働者・民衆の厳しい暮らしなどおかまいなしに、アメリカの帝国主義政策に浮かれているのは日本の安倍政権も韓国のノムヒョン政権も同じです。

 ここに民主労総は、イラク侵攻4年目を迎えて、政府の集会不許可方針にもかかわらず、昨日3月17日、イラク侵攻4年糾弾・国際共同反戦行動を全国的に行いました。誰彼かまわず野獣のような暴力をふるう鎮圧警察を押し立てて集会参加者を威嚇しましたが、労働者の団結した力で闘いを展開しました。

 日本の労働者、青年学生同志たち! 全世界の闘う労働者階級と民衆の団結した力でアメリカの侵略戦争を止めることができるということを見せてやりましょう! 帝国主義と戦争にけがされた社会ではなく、労働者・民衆の団結した行動で新しい世の中を建設するという事実をわからせてやりましょう!

 同志たちの団結・闘争に民主労総ソウル本部はいつも一緒です。トゥジェン!
 

〈アメリカから〉

運輸労働者連帯委員会
広報局長  スティーブ・ゼルツァーさん

 運輸労働者連帯委員会(TWSC)は、憲法9条の改悪と、労働者や反戦活動家に対する弾圧と抑圧立法の拡大を通して推進される日本の再軍事化に反対して、本日闘われる貴集会と諸行動に心より賛意を表します。

 私たちは、中東におけるアメリカおよび日本を含むその同盟者の犯罪的な帝国主義政策と、沖縄など日本の米軍事基地に対するアメリカの継続的占領に反対する皆さんの闘いを断固支持します。米軍基地撤去とあらゆる軍国主義・国家主義に反対する日本人民の闘いは、正に理にかなった闘いです。
 アメリカ、日本そして世界中の労働者が、軍事化に反対して団結する必要性と そのための国際的直接行動は、これらの帝国主義的冒険主義者たちによって引き起こされる大虐殺と破壊を阻止していく現実的かつ正当な手段です。

 私たちは貴集会に連帯し、アメリカから共に参加している意をお伝えします。日本と世界中の労働者の勝利に向け、共に団結して闘いましょう。

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